全粒粉。
小麦を未精製のまま、胚芽などの栄養素をそのまま食べることができる。玄米と同じく、栄養豊富。
ではなぜ、栄養豊富な全粒粉より精製された真っ白な小麦粉のほうが世の中には出回っているのか。
単純に言えば、美味しくない。味や食感が精製された小麦粉に劣る。
味をとるか、栄養をとるか。
昨日は、味ではなく栄養をとった食事にした。
用意したのは、全粒粉の焼きそば。
麺を見ると、少し黄色がくすんだ色に見える。
全粒粉だからこその色合い。
早速調理してみた。
ソースで味付けすると、見た目には普通の焼きそばと同じ。
食べてみると、味は普通の焼きそば。
だけど、食感がやっぱり違う。
麺の表面がわずかに硬い。ちょっとすすりやすい。
モチモチ感は少し劣る。なんというか、ブツブツ切れやすい。
作ってるときも、普通よりほぐしづらかった。麺が切れやすく、丁寧にほぐさないといけない。
そもそも全粒粉と謳っているが、実際には小麦粉も入ってる。全粒粉入り焼きそばが正しいと思う。
以前、業務スーパーの全粒粉パスタを食べたことがある。
焼きそばとパスタの違いはあれど、やっぱり感想は似たものになった。
ぼくとしては、いっそのこと振り切った100%全粒粉焼きそばでも出してくれたら…と思う。蕎麦に近いものになりそうだが。
というか、焼きそばにモチモチ感はいるだろうか?蕎麦にモチモチ感は求めないのだし、無くてもいい気もするけれど。
改めて考えると、モチモチ感=美味いという公式はいつからあるのだろう?
美味いとは何なのか、不思議だ。
それではまた。
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