今回の記事では、物を大切にするための方法を紹介します。
すぐ物を壊したり、無くしてしまい、しょっちゅう買い直す羽目になっていませんか?
他人から借りようとすると、嫌な顔をされていませんか?
この記事を読めば、一つのモノを使い切るまで壊さずにでき、もし無いときに他人から借りるときでも快く貸してもらえるようになります。
では早速その方法を紹介します。
方法は全部で3つですが、上から順番に行うと効果的ですので、順番に読んでいってください。
方法①物を減らす
物を大切にする方法の1つ目は、物を減らすことです。
物を減らすことで、物に対する危機感を育てます。
物を大切にできない人には共通して、物を持ちすぎているという特徴があります。
ボールペンを何本も持っている、シャープペンの替え芯だらけ、ハサミがあちこちにある…
買った場所、メーカーが違うけど役割が同じ物を何個も持っていませんか?
同じ物を何個も持っているのは、しょっちゅう壊したり無くしたりするからかもしれませんが、それが原因で物を大切にする心が育っていません。
なぜなら、同じ物を何個も持っているということは予備があるということであり、壊したり無くしても大丈夫だという安心感につながっています。
つまり、表面上では物を大切にしたいと思っても、心の奥底では無くしても構わないと思ってしまっているのです。
そこで、同じ物を減らして1個だけ持つようにします。
壊したり無くせば、もう何もできなくなってしまいます。
その危機感が、物を大切にする心を育てることに繋がります。
戦後を生きたおじいちゃんおばあちゃんは、とくに物を大切にする心が強いですね。
まさしくそれは、物が少ないからこそ、壊したり無くせばもう二度と手に入らないかもしれない危機感から生まれています。
何本もあるボールペンは1本にしましょう。
必要な人に譲るか、欲しい人がいなければ捨ててください。
一見矛盾した行動に見えますが、大切にするからこそ捨てるんです。
あなたに物を大切にする心を育てるための、犠牲ともいえます。
物を大切にするとは?
そもそも物を大切にするとは、どう考えますか?
ぼくは物を大切にするとは、長く使い続けることだと考えます。
使わずに引き出しの奥にしまって、何年も放置していることを物を大切にすることだとは思いません。
物は使ってこそ。
使わない時点で、物を粗末に扱っているのと同じことだと考えます。
方法②他人から物を借りない
物を大切にする方法の2つ目は、物を他人から借りないことです。
ここで重要なのは、物が無くて困ったという経験です。
物を大切にできない人は、物が無くて困った経験が少ないです。
大量に持っていたり、すぐに他人から借りるので、壊れてもなんとかなってしまうから。
そして、他人がその様子を見て「これ、使ってもいいよ」と言ってくれるまで借りてはいけません。
自分から貸してほしいと願い出てはいけません。
ものすごく恥ずかしい状態ですが、あなたに物を大切にする心を育てるためにはとても重要です。
こういった経験を重ねるからこそ、物を壊さないようにしよう・無くさないようにしょうという心が育ちます。
物を借りるときどんな顔をされてますか?
あなたは他人から物を借りるとき、その他人からどんな顔をされてますか?
もし嫌な顔をされたり、渋られているなら赤信号です。
というのも、物を大切にできない人は、自分の物だけでなく他人の物も大切にしていないからです。
以下は大切にしていない行為の一例です。
- 借りたのに返さない(借りパク)
- 「貸したのを返してほしい」と言われるまで返さない
- 使い切ったのに空のまま返す
- 汚れたり破損した状態のままで返す
心当たりはありませんか?
もし心当たりがあれば、あなたは物だけでなく、他人そのものも大切にしていない…そう受け取られています。
他人の物とは、ズバリ他人本人です。
他人の物を粗末に扱うということは、貸してくれた人も粗末に扱っていることと同じことです。
とくに相手が、あなたが目指す『物を大切にする人』であればなおさらです。
物を大切にする人にとって、ペン一つとっても大切な家族のようなものです。
それを粗末に扱う人と、仲良くしたいと思えるでしょうか?
他人の物を粗末に扱うということは、他人からの信用を失うことと同じです。
すぐに改めないと、誰もあなたに物を貸してくれなくなるかもしれません。
方法③物の歴史を語る
物を大切にする方法の3つ目は、物の歴史を語ることです。
歴史というと大げさかもしれませんが、物を買ってから今に至るまで、どんなふうに使ったかを振り返ることです。
具体的には以下のような質問に答える形で振り返りましょう。
- どこで購入したか?
- いつ購入したか?
- いくらで買ったか?
- ほかにも似た商品が並んでいたか?
- 似たような商品が並んでいた中でそれを買った理由は何か?
- どこで使ったか?(ペンの場合、ノートやメモに使ったのならその筆跡を眺めてもよし)
- いつ使ったか?
- 一度無くしたけど戻ってきたことはあったか?
- (ペンなどの消耗品の場合)最後に入れ替えをしたのはいつか?
- 誰かに貸したのなら、誰に貸したか?
- 財布ならどんなカードを入れているか。カードの一部が入れ替わっているなら、昔はどんなカードを入れていたか
…など、物にまつわることを振り返りましょう。
物を大切にする人は、物一つで延々と語り続けられます。
それは、物と一緒に過ごした記憶があるからです。
その記憶が、物を大切に思う気持ちに変わります。
逆に、いつ買ったか、どこで買ったかすら思い出せない物を大切にできる人はいません。
いうなれば、あなたにとって大切な人との歴史を語るようなものです。
今あなたにとって大切な人がいれば、その人と初めて出逢ったときのことを詳細に語ることができるでしょう。
それと同じことを、物にもするのです。
歴史が語れないときには?
そのために、方法の一つ目である『物を減らす』が重要になってきます。
物が多すぎれば、一つ一つの物をいつどこで、いくらで買ったのかなど覚えきれません。
物を減らすことで、物一つ一つについて覚えられるようにします。
また、物を減らば、一つの物を使う時間が増えます。
使う時間が増えれば、語れる歴史やエピソードが生まれる可能性が増えていきます。
ペンを何本も持っていては、いつどこで使ったかなど覚えていられません。
ですが、1本に絞れば様々な場面で使うことになり、どんなときに使ったかをすぐ思い出せます。
語る歴史が無い場合は、まず減らしましょう。
減らしたうえで、数か月後に振り返ってみてください。
振り返ることで、物を大切にする心を育み、物に対する愛着も持てるようになります。
ミニマリストに物を大切にする人が多い理由
ミニマリストというと、世間的には物を捨てる人というイメージが強く、そのせいで物を粗末に扱っているという風に見られがちです。
ですが、それは逆です。
ミニマリストはとても物を大切にします。
物を捨てるからこそ、物を大切にできるんです。
その理由は上記で述べましたが、物を少なくすることで一つ一つの物を使う時間が増え、物との歴史を紡ぐことで物を大切にするようになります。
よく使うから大切にし、大切にするから長く使うようになり、長く使うから大切にする。
この好循環に入れるようにするには、物を減らすことが大事になります。
ミニマリストにとってみれば、使える物なのに使わず引き出しやタンスの奥に仕舞うことは物に対する最大級の侮辱です。
ですから、使わない物は他人に譲るか、物としての役目を果たしてあげられない罪悪感を抱えながら物を捨てます。
最後に
物を大切にする方法を紹介しました。
物を大切にできないことは、物への出費が増えるだけでなく、人からの信用も失いかねない重大な問題です。
物を大切にできない人から、物を大切にする人へのランクアップを急ぎましょう。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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