とにかく食費を節約したい!けど、細かい工夫は苦手だという方向け
昨今、物価はどんどん上昇し、毎日の食費は増えるばかり。
少しでも安くしようと広告やチラシをよくチェックしているかと思います。
しかしそれでも難しいのが現実です。
そこでミニマリストであるぼくが提案するのは、根本的な食の在り方改革です。
もはや生半可な節約術では物価上昇には対抗できません。
何かを犠牲にしなくては、もう無理な状況なのです。
この記事では、一般的な食事のおいしさを犠牲にし、節約と体の健康を優先とした節約術を紹介しています。
この節約術を実践すれば、現代の添加物まみれが生み出した偽の美味しさから抜け出し、素材そのものの美味しさに気付けるようになります。
財布の健康と体の健康、両方を維持できるようになれますよ。
次から具体的な節約方法を紹介していきます。
地場農産物を買う
節約方法の1つ目は、野菜はスーパーではなく、地元の直売所で買いましょう。
メリットは4つ。
- 安い
- 旬の野菜が揃ってる
- 新鮮
- 不揃い品だとさらに安い
このメリットの中で意外と重要なのが②旬の野菜が揃ってること。
旬の野菜は、旬ではない時期と比べて栄養価が数倍もあります。
野菜は旬の時期に充実した栄養価を持ち、それ以外の季節は旬に比べて数分の一の栄養価しかないことが明らかになりました。
引用元:月報 野菜情報 情報コーナー2008年11月
つまり、旬の野菜は値段でも栄養価でも得しかないのです。
そんな旬の野菜を、さらに安く買える直売所を利用しない手はありません。
玄米を食べる
節約方法の2つ目は玄米を食べることです。
玄米と言えば硬くて食べづらいと思う方もいるでしょう。
しかし、そんな玄米もちゃんとしたメリットがいっぱいです。
- 精米しない分費用が浮く
- 硬いからよく噛むことで満腹中枢が刺激される
- 胚や胚芽の栄養が豊富に摂れる
精米した白米にはあまり栄養は無いというのはよく聞くかと思います。
特にかつて日露戦争では日本軍に脚気が流行り、その原因が白米を常食していたからだと言われています。
江戸時代、玄米に代わって白米が徐々に普及するにつれ、脚気が広まり始めた。米の胚芽に多く含まれるビタミンB1は、精米によって取り除かれてしまうからだ。
引用元:日清、日露戦争で3万人以上が「脚気」で死亡…文豪・森鴎外の「大失敗」とは?
玄米を食べるということはそれだけ多くの栄養を玄米単品で取ることができるため、おかずをあれこれ用意する必要が減ります。
食事の品数を多くしなければならないのは、それだけ単品で摂れる栄養が少ないから。
1つ1つの食材がしっかりした栄養を持っていれば、むやみやたらとおかずを増やさなくて済み、それだけ食費を減らすことができます。
ロウカット玄米はオススメしない
玄米は食べづらいから、ロウカット玄米を食べてる!
という方もいるかと思います。
玄米の食べづらさは、表面のロウが原因です。
そのロウを除去したロウカット玄米が販売されています。
ぼくも一時期オススメされて、食べていたときがありました。
ロウがあることで食感は固くなり、吸水にかかる時間も増えます。
そのロウをカットすることで、白米同様の食べやすさ・調理しやすさがあるのがロウカット玄米です。
そんないいことづくめのロウカット玄米ですが、ぼくがオススメしないのは以下の点です。
- 食べやすいから噛む回数が減り、満腹中枢を刺激しづらい
- ロウカットの処理が入るため、精製した白米より割高
いくら食べやすくなったといっても、噛む回数が減り、すぐ飲み込んでしまっては意味がありません。
ましてや、ロウカット玄米は割高ですので、玄米はおろか精製した白米よりも高いです。
この記事は節約をテーマにしているため、ラクをするためにお金を払う行為は勧めません。
玄米だからこそ安く済ませられるし、節約になります。
また、固いからこそ現代人に不足している噛む回数も補えます。
「玄米は硬くて吸収が悪い」と言われていますが、厳密にはそのようなデータはありません。
ロウカット玄米メーカーも、「消化性がいいから吸収率もいいに違いない」と憶測の域をでません。
金芽ロウカット玄米は消化性が良い分、従来の玄米より摂取できる栄養価が高いと考えられます。
引用元:金芽ロウカット玄米って、どんな玄米?
玄米は安いですが、食べづらいです。
ですが、その食べづらさこそが、現代人には求められているのではないかと思います。
消化性が悪いなら、良くなるようによく噛めばいいだけのことです。
玄米も地場産がオススメ
直売所では玄米が売られていることが多いので、玄米もそのような場所で買ったほうが安いですし、オススメです。
しかし、地元とはいえ農薬等が気になる方はいるかと思います。
そういった方は、割高にはなりますが通販で無農薬あるいは減農薬栽培された玄米を買うことで、無用な心配事を減らしたほうが良いです。
味付けをシンプルに
節約方法の3つ目は、味付けはシンプルにしましょう。
スーパーには数えるのも嫌になるくらい多種多様な調味料があります。
が、多彩すぎる味付けはそれだけデメリットも多くあります。
- 種類を揃えるとそれだけ費用が掛かる
- 種類が多いと使い切るのが難しくなり、余らせ、腐らせてしまう
- 美味しすぎて食べ過ぎる
とくに注意なのは③です。
市販の調味料は美味しくなるどころか、美味しすぎます。
なので、どうしても食べ過ぎてしまいます。
原材料を見ると、これでもかと色々なのが入っているのがわかります。
それが美味しさの秘訣でもあるのでしょうが、かといって食べ過ぎてしまうようでは問題。
シンプルな味付けにすることで食べ過ぎを防ぐことができます。
シンプルな味付けにすると、ある程度食べた時点で箸が伸びなくなります。
焼肉で塩で食べる方がいます。シンプルで肉の味がダイレクトに伝わる!といいますが、だからといって最初から最後まで塩だけで食べる方はあまりいません。
大抵、途中からタレを付けて食べます。
シンプルな味付けは、余計に食べたい気持ちを起こさせません。
ですので、満腹を超えても食べ続けたいということは無く、適量で満足できます。
味付けは「しすせそ」
とはいえ、さすがに塩だけの味付けでは味気なさすぎますね。
オススメは、調味料の「さしすせそ」の「さ以外」。
つまり、塩、酢、醤油、味噌です。
どうして「さ」…つまり砂糖を抜くかというと、砂糖が含まれた調味料は食欲を増進させるからです。
ソースや焼き肉のたれなどにはまず入ってますし、ポン酢や塩コショウに入っていることもあります。
一度、同じ調味料で砂糖が入っているものと砂糖が入っていないものを食べ比べてみてください。
箸の伸び方が段違いですから。
しかし、砂糖を含まない調味料に慣れてくると、今度は砂糖入りの調味料は食べられなくなってきます。
それは、それまでは気づかなかった砂糖の甘さに気付けるようになるからです。
そして、シンプルな味付けのほうが美味しく感じるようになりますので、少しだけ我慢すれば平気になります。
他にも、料理に砂糖を使わないことのメリットを語っている方がいたのでリンクを貼っておきます。
気になる方は読んでみてください→料理に砂糖を使わなくなって感じた変化・メリット
さらに食費を抑えたいなら
もっと食費を抑える方法はないのか?という方には、一日一食を提案します。
しかし、これまでずっと一日三食食べていた方がいきなり一日一食にするのはリスクがあります。
今のあなたの体は一日三食を前提として栄養を受け取るようになっています。
それをいきなり一日一食にしますと、栄養不足に陥る危険性があります。
最後に
ミニマリスト流食費節約術を紹介しました。
物価上昇で食費が上がることは避けられません。
また、セールで安いからと言って必要以上に食べ過ぎるのも問題です。
今回紹介した節約術は、この二つの問題を同時に解決できます。
しかし、それだけに慣れていない方ですとなかなかの苦行に感じることもあります。
だからこそ、効果があるとぼくは断言します。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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