キエーロを始めて3か月。その間、色々な生ごみをキエーロで処理してきました。
その中で、キエーロを始めたことで処理がものすごく楽になったり、気持ち的に安心したものがあります。今回はそれを順位を付けて紹介していきます。
1位「油」
一番楽になったのは油です。これは植物性だけでなく、動物性の脂も含みます。
使い古した油の処理は面倒なものです。排水口に流すのは環境に良くないし、燃えるゴミとして処理しようとすれば吸わせるための紙か、固めるための薬剤が必要になります。
また、冷えると固まる動物性の脂はさらに厄介。洗剤で洗っても落ちにくいなど、その後始末は面倒そのものです。
しかし、キエーロであれば簡単に処理できます。
処理方法は、温かいうちにキエーロに入れればいいだけ。あとはキエーロにいる微生物が分解してくれます。もちろん、油でも脂でもOK。
先日も鶏むね肉1枚をスキレットで焼きましたが、そのときに鳥皮からでた大量の脂はキエーロで処理。これまでならキッチンタオルを何枚も使い、吸い取らせてから処理していました。今は大半をキエーロに入れ、スキレットにわずかに残った分を拭けばいいだけ。処理がとても楽になりました。
キエーロを始めて一番良かったと思うのは、油の処理が楽になったことです。
2位「根っこ部分」
2位は根っこ部分。キノコの石づきなども含みます。
根っこ部分も可能な限りは食べるようにしていますが、やはり一部の根っこは繊維が強くて食べるのが大変な箇所もあります。
ホウレンソウや水菜、三つ葉などの根っこは食べましたが、キャベツやレタスの根っこ部分は繊維が強くて無理でした。まして、エノキやぶなしめじの石づきは無理があります。
そういった箇所はやむなく生ゴミとして処理していましたが、根っこ部分は生ゴミとしてかなりかさばります。なので、ゴミ袋がいっぱいになる要因に。
しかし、その根っこ部分もキエーロで処理するようになったので、ゴミ袋の容量はかなり空くようになりました。最低週1回はゴミ出ししなくてはならなかったのが、2週間に1回で済むことも。
根っこや石づきは硬い部分でもありますが、みじん切り器を使って細かくすればキエーロであっさり処理できます。
キエーロで処理できることで心が楽になったもの、それが根っこ部分でした。
キエーロを使う上でみじん切り器は必須ですね。大きいままだと芽が出るリスクもありますし、面倒くささが全然違います(笑)
3位「出し殻」
3位は紅茶やルイボスティー、麦茶などの出し殻です。
これまでは抽出したあとの出し殻は、そのままゴミ袋に入れていました。濡れたまま。
「ゴミ袋にいれてしまえばいい」という気持ちが、少し水切りをする手間すら消し去り、それがゴミ袋の重量を増やす要因でもありました。
今その出し殻はキエーロで処理しています。キエーロで処理するといってもパックごとは入れません。パックを破いて中の出し殻だけを取り出してキエーロに入れ、残った外袋だけをゴミにしています。
しかし濡れた状態のパックですと、中の出し殻だけ取り出そうとしても外袋に張り付いてなかなか全部取り出せない。パックを乾かしてから中身を取りだすと、綺麗に出し殻が取り出せて気持ちが良いです。
人間不思議なもので、抽出したらすぐゴミ箱に入れて楽だったころよりも、乾かして中身を取り出して処理という手間がかかる今の方がなんだか楽しいです。
ゴミ袋が軽くなったことは喜ぶところではありますが、それ以上に手間がかかることが楽しいという気持ちになったのが驚きでした。
というわけで、第3位は出し殻でした。
要注意なもの「魚の煮汁」
ですが一方で、キエーロで処理するときには要注意なものもあります。
それが魚の煮汁。
魚の匂いに引き寄せられたか、大量のコバエがキエーロにいます。生臭い匂いがするものをキエーロに入れる際には注意したほうがいいですね。
これまでキエーロに全然コバエがいなかったわけではないのですが、今回ははっきり異常と言えるほどに集られてしまいました。
魚などを処理する際にはしっかりと奥深くに埋め、においが外に漏れにくくする工夫が必要そうです。
というわけで、キエーロで処理してよかったもの、処理するときには要注意なものを紹介してきました。
土に入れるだけでいいという手軽さもありつつ、ちょっと手間をかければさらに爽快感も味わえるキエーロ。まだまだその扱い方には工夫の余地があり、楽しませてくれそうです。
それではまた。
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