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秋は干し活の季節

紅葉真っ盛りの秋。

同時に冬が近づき、冬ならではの美味しいものが目覚め始める。

今回は大根をいただいた。しかも、葉っぱ付き。

しかし、冷蔵庫も漬物壺も先客がいるため、収まり切らない。

となればその行き先は、干しネットだ。

葉っぱも全て干す。

根の部分は、以前教わったいちょう切りにした。

これは楽だ。

大根といえば切り干し大根という思い込みがあった。だから、干すなら切り方も短冊切りが当然だと思っていた。

いちょう切りもいい。短冊切りより楽だ。干しても味噌汁に入れるだけだから、切り方は何だっていいんだし。

そして5日後。

いい感じに干せてきている。

一分減ってるのは、干しながら食べてるから。

なにも干せ切るのを待つことはない。

干すこと、それ自体が冷蔵庫に入れるのと同じ保存術。

今は次に干すものが無いから、食べ切るまでこのままでもいい。

ここまで干せると、1日雨が降っても早々かびることは無い。むしろこっちのほうがカビないから安心する。

大根の葉っぱも食べていると、たまに近所の畑に転がる、切り落とされた大根の葉っぱがもったいなく思う。

少々青臭いが、味噌汁にでもすれば問題無いのにと思ってしまう。

しかし最近は、大根やカブが葉っぱの有無で少しだけ値段が変わりつつある。

少し前は、葉っぱがあっても無くても値段が変わらなかったのに、今は葉っぱがあるほうが少しだけ値が高い。

ようやく葉っぱの有用性に気付いたのだろうかと嬉しい反面、値が上がって悲しさも。

大根の葉っぱが食べられるのは、畑からすぐ取って新鮮なうちだけ。冬になり、氷室などで保存する際にはどうしても葉っぱは切り落とされる。

季節限定の、さらに期間限定の味わい。今のうちに楽しんでおこう。

それではまた。

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