ミニマリストとして色々なものを手放してきました。
ほとんどのものは手放してよかったと感じ、時が経つと何を持っていたか忘れることもあります。
しかし、中には一度手放してもまた所有したいと思えるものもあります。それが手放したことで必要性を再認識できたというものならいいのですが、そうでない場合もあります。必要というよりも、持ち主をダメにしてしまうようなものだったりすると厄介です。
ぼくにとってそれに当たるのが座椅子です。
座椅子は数年前までは持っていました。
手放したのは、使い心地が悪かったからとかそういうのではありません。むしろ逆。
居心地が良すぎて手放せず、一度座るとだらけっ放しになってしまうので、あえて手放しました。
リクライニング機能付きの座椅子を、約70度くらいに傾けて背もたれに体を預ける。座椅子には長座布団も敷いてクッション性アップ。そしてぼんやり動画を眺める…そんなことをしたら数時間消し飛んでいたことがザラでした。
一度座ればもう動けない…動きたくない。それが座椅子。
だからあえてもたない。そう誓いました。
座椅子+長座布団の組み合わせは人をダメにしますね
そして今はオフィスチェアになっています。しかしここに至るまでは色々と試行錯誤もありました。その変化を振り返ってみます。
まず↑の部屋から引っ越した直後です。このときは、座椅子を手放し、ヨガマットを座布団代わりにして座っていました。
これで1年やっていたのですが、やはりヨガマットがあるとはいえ地べたに座っての作業は腰がキツイ。ここから作業の高さを上げるため、ちゃぶ台を卒業します。
次は収納スツール。
これと同時期にハイタイプのダイニングこたつを買っています。ハイタイプのダイニングコタツは椅子に座って使えるコタツのこと。地べたではリラックスしすぎるので、ハイタイプを選び、それに合わせた椅子として収納スツールを使っていました。
しかしここでも背もたれが無いのが腰に。このスタイルも長くは持たず、やはり背もたれは必要であるという認識になっていきます。
そして次は脚付き座椅子です。
使っていたのは、ハイバックでフットレスト、リクライニング機能も付いてる盛り沢山な脚付き座椅子です。脚無しのダメにしてくる誘惑は身をもって知っているので、せめて脚付きにすれば少しはダメになるのを抑えられると思い、購入しました。
ただしこの座椅子はポケットコイル内臓で結構固く、座り心地はよくありませんでした。だらけ過ぎることがなかったのは良い点ですが、長く座ってデスク作業をするにも不向き。作業デスクに対し低くてまた腰を痛めたので、早々に手放しました。1年持たなかったです。
そして今はオフィスチェア↓です。
オフィスチェアなのでリクライニング機能はもちろん無し。普通に作業する程度なら腰を痛めないし、リラックスしすぎてダメになることも無い。
色々と作業環境を試した結果、ようやく今のスタンディングデスク+オフィスチェアor立ち作業の組み合わせに落ち着きました。
リラックスできる環境にしすぎて作業ができなくなっては本末転倒。かといって地べたに座る環境下では作業が長時間できない。座る環境づくりは腰との戦いでもありました。腰にダメージを与えず、かといってリラックスしすぎない…その辺のバランスを見極めるのに2年ほどかかりました。
あとは座椅子はヘタレるのが早いというのも、持たないと誓う理由の一つです。柔らかく、座り心地の良い座椅子ほどすぐヘタレます。1年持てば十分なくらい。ヘタレても、クッションを2重3重にして誤魔化しながら使い続けることもありました。
しかも座椅子は大きいので、ゴミ回収には出せず直接持ち込まなくてはいけない。
だからどうせ座椅子を買うなら、長持ちするというポケットコイル内臓の座椅子に手を出したわけですが、結局は手放したという… なんとも思い通りの結果とはならないものです。
それではまた。
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