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[雑記]マンガで読んだふきのとう味噌、想像で作った

雑記

ずっと考えていたことがありました。

それは…ふきのとう味噌が食べてみたい。

ふきのとう味噌なる存在を知ったのは、『のみじょし』というマンガを読んでいたとき。

『のみじょし』3巻

『のみじょし』3巻 第29杯目『春きたりて』より、実家に訪れたおばあちゃんからふきのとう味噌が贈られ、それを味わうシーンが描かれています。

しかしふきのとう味噌なんてどこにも売ってない。ならば答えは一つ。

「自分で作るしかないじゃないか」

それに、どうせ作るなら自分好みに作ってしまえばいい。レシピに頼るんじゃなく、↑の漫画を読んでイメージした味を自分で再現したほうが美味いはず。そう思い、レシピは見ずに勘で作ることに。

というわけで、早速ふきのとう買ってきました。

実家ならそこら中にあったんですが、今のアパート周辺では全く見かけないふきのとう。今思えば結構生えてる場所は限られていました。この1パックで500円したのにも驚き。

まずは下処理として、苦み抜きに下茹で。

どのくらい茹でたらいいのか?正直ふきのとうは数十年前に一度食べたきりで、全然味を覚えていません。子どものときだったのでとにかく苦かった記憶しかない。なので気持ち苦みを多めに抜くということで、2分茹でました。

茹でたら冷水で冷まして。

水気を切ります。

見て分かる茹で過ぎ。クタクタになりすぎて、水気を絞るためにギュッとしたら一塊になってしまいました。でも葉っぱをつまみ食いすると、そこそこ苦みは残っています。あとはこれを刻んで味噌と混ぜるだけ。

次は混ぜる味噌の準備。

まずは味噌を適量鍋に移します。

そこに混ぜやすくなるよう、少し溶く程度に料理酒。

そして砂糖。

後は火にかけて、味を見ながら調整。最終的には砂糖は↑と同じ量を2回入れました。

あとはそこに刻んだふきのとうを混ぜて完成。

う~ん……濃い!
味が濃くて、そのまま食べられるものではないですね。味噌が多すぎたかな?

しかしその濃さがご飯に合う!

マンガの通りのほろっとした苦みと、合わせ味噌の風味がご飯にぴったり。まさに自分でイメージしたとおりの味となりました。春のメニューとしてうってつけな一品。

一応、作り終えたあとでレシピも見てみました。一部地域では『ばっけみそ』とも呼ばれているとか。大体のレシピではふきのとうは油で炒めてますね。味噌も少な目で、味噌がメインというか、ふきのとうと味噌を和える感じ?

本来?のレシピとは少々違いますが、美味しくできたので良しということにします。

というわけで「マンガで読んだ料理を想像で作ってみた」でした。

レシピは見ない。『正解』が食べたいのではなく、「こういう味なんだろうな」と想像した味を味わいたい。そう思って作ったふきのとう味噌。

そういえば最近、この自分の状況と瓜二つの漫画を読みました。

『ハクメイとミコチ』12巻 第90話『キュウリのサンドイッチ』より、とある文章を読んだハクメイはキュウリのサンドイッチが食べたくなります。

『ハクメイとミコチ』12巻

作り方は載っておらず、食べた感想があるだけ。そこからハクメイは自分が思い浮かんだ味を再現しようと四苦八苦する回です。

この回では様々なキュウリのサンドイッチを作り、試食しますがハクメイは納得がいかず、何度も作り直します。結果的にハクメイは思い浮かべた味のキュウリのサンドイッチを食べられましたが、どうやって食べることができたかはネタバレなので本編で。

うまい料理や正解の料理ではなく、自分が納得する料理。そんな料理を味わう事が出来るのも自炊の醍醐味かなと思いました。

それではまた。

今回引用した漫画↓。

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