朝が寒い。
太陽の登る位置がずいぶんと北にずれている。まさしく冬の朝といった感じ。
そんな朝は、起床一番にエアコンのスイッチをいれる。
それだけでは足りない。サーキュレーターも同時にON。
サーキュレーター無しでは、足元の冷えは解消されない。ついでにその風で部屋の加湿も兼ねる。
エアコンの風だけでは、どんなに下向きに風向を向けても足元は温められない。
部屋の空気をかき混ぜるには、シンプルに風を送る機能『しかない』サーキュレーターが必要不可欠だ。
『帯に短し襷に長し』ということわざがある。
中途半端でどちらにも使えないという意味。
最近は、一台で複数の機能を持っている道具が珍しくない。一見、便利で素晴らしいように思える。
だけど実際はどの機能も中途半端。使い物にならない。
一時期、梅雨時の室内干し対策で除湿器を検討したことがある。
今の除湿器は送風機能付きが当たり前のようだ。その風で洗濯物を乾かすためとか。しかしその送風機能はそよ風を起こす程度で、乾かすのに役立たない。
その上、やたらと高価。
そんな複合機を買うくらいなら、除湿器とサーキュレーター、別々で買ったほうが効果は高いし、値段も安い。
結局加湿器は買わなかった。
ミニマリストとしては、複合機能で物の数を減らせることはありがたい。
だが、数が減ることにばかり注目して肝心の機能がお粗末では話にならない。
最近は複合機能品にあまり興味が湧かない。
それよりも、シンプルな機能しかない道具を、いかに使いこなして色々な使い方ができないかを考えるほうが楽しい。結果的にはそのほうが便利になる。
一芸万事に通ず。
風を送る機能しかないサーキュレーターが、我が家では部屋の空気をかき混ぜ、同時に加湿もしてくれる。ときには洗濯物も乾かしてくれる。
シンプルイズベスト。
それではまた。
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